Business & Law連載「ワンポイント独禁法コラム」の第4回で、最近、独禁法の執行において重要性が増しつつある経済分析について解説しています。

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経済分析室の創設と経済分析のベストプラクティスの公表により、公取委による独禁法執行における実務は、新しい局面を迎えたといえます。企業やその代理人にとっては、法的議論の構築・戦略策定において経済分析を取り込む必要性が今後より一層高まることが予想されます。

企業としては、公取委による独禁法執行の対応にあたっては次のような点に留意し、経済分析の活用を検討すべきといえるでしょう。

  • 企業結合審査や独占禁止法違反被疑事件の当事者となる企業だけでなく、需要者や競争事業者も、経済分析の活用可能性を考える必要がある。
  • 経済分析のスコープは幅広く、専門性が求められるので、適切に経済分析の専門家の活用を考える必要がある。
  • 経済分析は単なるテクニカルな分析手法の一つではないことを理解し、審査における重要な論点について公取委との間で議論を行う際には、エコノミストの関与を検討する必要がある。